現地行動のコツ(ベトナム共通)
マーケット、市場で価格交渉しながら買い物をするときのコツ
ベトナムに限ったことではありませんが、市場やナイトマーケットで価格表示の無い商品を安く買うには少しコツがいりますのでご紹介いたします。
1.価格交渉は笑顔でしましょう(笑)。
日本人は価格交渉などは苦手なので、ついしかめっ面になりますが、これもアジアの醍醐味だと思って楽しく交渉しましょう。
2.売っているものの多くが、他の店でも売っていると確信しましょう。
つまり、ある商品を見かけた場合、必ずしもその店で買わなくてOK!ということです。むしろ、一軒目は価格を知るために訪れる!くらいの気持ちでOKです。これを覚えていると、こちらの心にゆとりが出ます。
3.できれば、事前に現地の相場を知っておこう
例えばスーパーマーケットや、ローカルな現地人向けデパート等で、価格のついた製品を見て、現地の物価を知っておくことが重要です。
4.交渉は言い値の「数十%オフ」〜「数分の1」の価格で始めましょう。
値札が付いていませんので価格を聞くことになりますが、お店の人は必ず適切な値段よりも遙かに高い価格を言ってきます。
絶対にその価格で買ってはいけません。交渉が必要です。
どれだけ上乗せしているかは、お店に寄りますので、何よりも適切な価格を知っていることが大切なのですが、2にも書いた通り、一軒目は、価格を知るだけのためと割り切って、「安すぎて怒られるかな?」という価格を言いましょう。
多くて半分、場合によっては3分の1や4分の1程度の価格から始めればOKでしょう。
5.言い値が適正かどうかは相手の態度で判断しよう。
上記の4において、あなたが価格を言った場合、相手のアクションは以下の3つになりますが、これであなたが言った価格が適正だったか分かります。
A「即決OK」→後悔しましょう。あなたの言い値は高すぎました!次回はもっと安い価格を言いましょう。
B「全然無理、サヨウナラ」→あなたの言い値は安すぎました!より高い値を言うか、他の店に行き、次回はもう少し高い値を言いましょう。
C「安すぎてダメ!○ドン(ベトナムの単位)ならどうだ!」→あなたが言った価格はそこそこ良い価格でした。勝利は目の前です(笑)。がんばって交渉しましょう。
6.価格交渉は、あの手この手で。
上記の5において、パターンCとなった場合ですが、あとは頑固に、自分の言った価格を主張し、相手の言い値を下げるだけです。
主張し続ければ、どんどん下がります。行き詰まったら「2つ買うからもっと安くして」と多く買うことを示唆したり、「ここが汚れてるよ」と商品の欠点を見付けたり、いろいろ方法はあります。(くれぐれも笑顔で行って下さいね。)
そして、大体自分の言い値に近づき納得の価格となったらOKを出しましょう。
7.最後の手段は立ち去るフリ…
価格を交渉していて、どうしても折り合いが付かない場合は、「では結構です。」とお店を立ち去るフリをしましょう。
そこで、たいていの場合、相手が「ちょっとまって、じゃあその価格でOK!OK!」とって、あなたを呼び戻してくれるでしょう。
このとき、お声がかからなかったら、「主張した価格が少し安すぎた」と思って次の店に行きましょう。
以上、マーケットで安く買うコツです。
最後に、もうひとつ大事な鉄則をご紹介します。
それは、「納得して買ったなら、それが適正価格」ということです。
あとから他の人の購入価格と比べるようなことはしないように。その時点で納得して買ったのですから、それが有る意味適正価格なのです。
是非、笑顔で交渉し、交渉そのものも楽しんで下さいね。
納得して買えた場合、お店の人に日本のお菓子をあげるなどして、楽しいコミュニケーションをとってくださいね。あちらも喜びます。